2021年8月21日
裏裏@東京ガイドの取材ファイルvol.7。 東京のオフィスビルの間に佇む日本三大怨霊の地⁉を取材してきました!
裏裏@東京ガイドの取材ファイルvol.7。
東京のオフィスビルの間に佇む日本三大怨霊の地⁉を取材してきました!
東京・大手町といえば、オフィスビルが乱立する、言わずと知れた「大都会」です。
そんな大都会のド真ん中に、歴史的に興味深い場所があることをご存知でしょうか。
その場所の名は「将門塚(まさかどづか)」。あの歴史的将軍「平将門(たいらのまさかど)」に関わる場所です。
時は平安時代。
「平将門の乱」と呼ばれる戦いが始まり、それを鎮圧するために当時の朝廷が将軍を派遣し、平将門は討ち取られました。
平将門の身体は茨城県坂東市にある「延命院」に埋葬されましたが、首だけは平安京の河原でさらされることに。
ところが、首は腐ることなく、時には「首をつないでもう一戦しよう!」と叫んだりしたそうです。
さらされて3日目には首は胴体を求めて夜空へ舞い上がって東へと飛んでいき、この地に落ちたため、ここに首塚が建てられて首が埋められたそうです。
そんな恐ろしい伝説が残る場所ですが、怖いのはさらにその先。大正・昭和に入ってからも続きます。
関東大震災で焼失した大蔵省庁舎の代わりに首塚を壊して仮庁舎を建てたところ、多くの関係者が病気や怪我に見舞われたことから、この仮庁舎は取り壊されました。
また、戦後の米軍が首塚を取り壊そうとしたところ、重機が横転して作業員が亡くなる事故も起きています。
これら以外にも平将門にまつわる祟りは数え切れず、現在でも隣接するビルは首塚側には窓を設けないなどの配慮がされているようです。
ちなみに、令和に入ってから整備工事が行われ、今年4月に無事に終了したことで、とてもスタイリッシュできれいになりました。
何も知らなければ素通りしてしまうような場所でも、歴史を知ればたちまち面白くなるのが東京のいいところ!
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